三田キャンパスの東館を抜けて、左側に上るスロープの先に明治~大正~昭和~平成~令和と時代を超えて慶應義塾の歴史を見守ってきた「幻の門」と呼ばれる門柱があります。この「幻の門」は1945(昭和20)年5月の空襲によって被災しましたが、その2年後に横須賀三田会の寄付により修復されました。その門柱には「昭和二十二年五月修復 横須賀三田会」という文字が朱色で記名されていますが、長い年月を経て、朱色の塗装が薄くなってきたため、この度、数十年ぶりに朱入れ作業を行わせていただきました。